日本の人材とスタートアップ

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先日、アメリカ人の起業家で日本で活動している方とミーティングする機会がありました。

いろいろと意見を交換する中で、彼は海外経験も豊富なので、なぜ日本で起業をしようと考えたのかと質問してみました。

彼の答えの一つに人材が挙げられていました。日本ではいまだに人材不足と考えられていて、優秀な人材が海外と比べて少ないような印象を持っている人もいるかも知れませんが、実情としては大手の企業が優秀な人材を大量に抱え込んでいるという状況だと思います。

もともと安定志向の強い日本人の性格から、就職活動でも大手を中心に就職活動を進める方が多いとと思います。そして大手企業としてはできるだけ多くの優秀な人材をプールしたいという利害が一致していて、今の売り手市場という状態を作り出しています。

しかしながら、どうしても大量に抱え込むにあたって、一社あたりでの入社後昇進レースは過酷なものになると思われます。現実として、上部ポジションに行けば行くほど席数は少なくなっているのこれはあ起こるべくして起こっていることです。この競争原理がいいほうに働けば、切磋琢磨し個人の能力の向上とそれに伴う企業の成長が起こりますが、悪いほうに働くと社内政治に奔走するという非生産的な状態に陥ることもあります。

そんな中、彼は魅力的なスタートアップであれば、そういった大手企業にいる埋もれた優秀な人材を調達できるし、日本にはそういった人材が多くいると述べていて、なるほどそういう着眼点もあるのだと考えさせられました。

普段から日本人の常識にとらわれているとなかなか気づけないところです。

しかしながら、そういった優秀な人材を起業というチャレンジに向かわせるためには、まだまだ日本のスタートアップ環境は十分ではないと思います。特にシードレベルでの発掘サポートはまだまだ足りないところです。

AS-ACCELERATORも何とかそのすそ野を広げられるように、頑張っていきたいです!

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